私は基本、山は夕方から夜にかけて走ります。
社会人として働いている方の多くは休日にトレランしていると思いますが、近くに山があるのであれば
会社終わりの「ナイトトレイル」もおすすめです。
私は山がすぐそばの環境にあるので頻繁に夜の山を走っています。
はじめは抵抗があるかもしれませんが、始めればきっと病みつきになれるはずです。
ナイトトレイルは気持ちがいい。 pic.twitter.com/IWiGGul3k3
— 株式会社インナー・ファクト (@inner_fact) January 2, 2021
そしてナイトトレイルを行えばさまざまなメリットがありますのでまずはそちらから説明していきます。
普段の練習にナイトトレイルを取り入れるべき理由
普段の山行で日が暮れてしまっても慌てず対応できる
日中にしか山に行かなくても、怪我をしたり道迷いをしたり、予想以上に時間がかかったりすることはあります。
そして気づいたら日が暮れかけていた・・・という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
もし、日が落ちて真っ暗になってしまったら・・
いくらライトを持っていても夜の山に慣れていなければかなり動揺すると思います。
そして「早く下山しなければ」と慌てやすくなり、転倒や滑落などに繋がりやすくなりリスクもあります。
ですが、普段からナイトトレイルをしていれば日が落ちて真っ暗になってしまっても慌てず冷静に対応できるわけです。
走り慣れたお馴染みのコースも夜だと全く雰囲気が異なり、そのギャップを楽しめる
トレランは季節ごとの変化も楽しみの一つです。
山は季節が変われば全く見える景色や雰囲気が異なります。
そして季節だけでなく、時間帯によってもガラリと雰囲気は異なります。
街中でも昼と夜とでは全く雰囲気が異なりますが、それは山でも同じです。
走り慣れたコースでも夜では全く雰囲気が異なるので新鮮な気持ちで楽しめます。
また、夜ならではの夜景もナイトランの魅力の一つです。
観音山526m
久しぶりナイトトレイル pic.twitter.com/EwZ0ULPXq2— かつお@(卒トレラン) (@katuo55) October 31, 2020
真夏の低山でもナイトトレイルなら楽しめる
初心者にありがちな失敗の一つが
「真夏に低山に行ってしまう」ことです。
山の知識が無い初心者ほど
「山ならどこでも涼しいでしょ」
と思いがちですが(私がそうでした)
実際は標高が1500以上はないと下界と体感温度はあまり変わらなかったりするのですよね・・
ビギナーさんご注意話。
夏の低山は酷暑となり、かなりタフになります。山デビューを検討するとに近場の低山を選びがちですが、暑過ぎても楽しくないので無理はやめましょう。
低山は秋〜冬〜春。真夏は可能なら2000m以上の世界を楽しみたいところですね。 pic.twitter.com/wq2QC1qI0S— 信濃川日出雄 #山と食欲と私 (@wagonanihs) July 17, 2021
ただ不快なだけでなく、熱中症など命に関わることもありますので、一部の例外をのぞいて真夏に低山を登るのはかなりリスキーです。
ただ、夜なら暑さもだいぶ緩和されるので低山でもある程度快適に走ることができます。
夜間パートのあるレースに対応する為
トレランのレースは夜間パートがあるレースも少なくありません。
しかし他の人もいるから、とぶっつけ本番でレースに臨むのはあまりおすすめできません。
お伝えしたように夜の山は昼とは全く異なり、ライトを使っていても視界が狭まり、転倒リスクが上がります。
トレランは登山よりも更にリスキーなスポーツですが昼よりも更に危険なのは間違いありません。
実際、夜間パートのあるハセツネでは滑落死亡事故が起きております。
従っていきなりナイトトレイルのあるレースに参加するのではなく日々の練習で夜の山に慣れておいた方が良いです。
ナイトトレイルの装備・注意点
装備
装備は基本的に昼と同じですが
特に忘れないで欲しいのが
防寒着です。
夜の山は昼より冷え込みますので、万一の時があった時に必要です。
トレランは動いている時は良いですが、止まっているとどんどんと体が冷えていきますから。
ツエルトやエマージェンシーシートもあった方が良いでしょう。
ライトは必須
当然ですが夜の山は真っ暗ですのでライトは必須です。
長くナイトトレイルを楽しむのであればしっかりとしたものを選んだ方が良いです。
私のおすすめは取り回しがよく操作もシンプルな
「トレイルマスター」です。
光量も十分で濃霧時にも対応なフォグランプ切り替え機能もありますので、おすすめです。
はじめは複数で
初心者の方は特にナイトトレイルは一人ではなく、複数で行うことを推薦します。
夜の山は昼とは全く違うので、慣れた山でも道迷いや転倒・滑落するリスクが上がりますので必ず複数人で山に入るようにしましょう。
ナイトトレイル初心者はすぐに里に降りれる里山がお勧め
いざ、という時にすぐに里に降りれるような里山が普段の練習使いにも初心者の方にもお勧めできます。
高尾で言えば
「初沢山」
あたりでしょうか。
周回コースも取れますし、すぐに街に降りれるので安心です。
また、昼間は人が多くて快適に走れないような山もナイトトレイルにはおすすめです。
代表的な山はやはり高尾山ですね。
高尾山は夜でもちょこちょこ人がいるので、そういった意味でもやはりおすすめです。
まとめ
はじめは怖いかもしれませんが、慣れれば楽しめます。
ナイトトレイルを楽しむことができれば、世界が広がりますので思い切って未知の世界を体感してみてはいかがでしょうか?
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