今回はトレイルラン用のヘッドライト
「トレイルマスター」のレビューをさせて頂きます。
トレイルマスターについて
公式HPはこちら。
日本生まれのヘッドランプブランドである
「マイルストーン」から出ているトレイルラン用モデルです。
トレイルマスターのスペックについて
LEDメイン:ナチュラルウォームカラー・クールホワイト
Main LED : Natural Warm Color & Cool White Color
明るさ850 lm (Boost・ブースト時)
300 lm(HIGH)
160 lm(MID)
80 lm (LOW)
使用電池専用バッテリー(付属)
電池寿命19 hrs (時間)(LOW)
9 hrs (時間)(MID)
5.5 hrs (時間)(HIGH)
防水機能IPX5 (防噴流形)
照射距離約80m
本体サイズフロント: 幅(W)35×高(H)40×奥行(D)35mm
リア: 幅(W)60×高(H)80×奥行(D)40mm
本体質量105g (電池別)180g(電池込)
付属品専用バッテリーMS−LB1, USBケーブル, トップベルト
(公式HPから引用)
お値段は少々高めなのが気になりましたがそのスペックと評判の良さから購入に至りました。
マジレス。
ヘッドライトの決定打はトレイルマスター。
レッドレンザーもコスパは良いけど、総合力はトレイルマスターが最強。
ただ、トレイルマスターの腰ライトは超惜しい。
明るさは完璧だけど、ラッシュのベルト構造がダメで揺れる。工夫して改良作成検討中。
現状腰はウルトラスパイアが最強!— トレランりょーた@走ることで豊かな人生を 東海自然歩道1140kmFKT達成!!TAMBA100主催 (@ryota_protrail) May 27, 2021
トレイルマスターのここが良い!
細かく調整できる明るさ
トレイルマスターの明るさは4段階となっております。
850 lm (Boost・ブースト時)
300 lm(HIGH)
160 lm(MID)
80 lm (LOW)
その明るさ調整はこちらのスイッチを上下に動かすことで出来ます。
上にずらすと明るくなり下にずらすと暗くなるシステムですね。
なお、LOWモードはバッテリー残量が一定以上減ると自動的に入るようになっております。
徐々に暗くなっていく仕様ではないのが地味に嬉しいところですね。
そして一般的にナイトトレイルでは200ルーメン以上の明るさは欲しいのですが、こちらは最大800lmあるので安心です。
とはいえ、このブーストモードである800mはバッテリー残量が早くなるので基本的に使うことはありません。
普段、トレイルに入る時使用しているのは
「highモード」です。
こちらは300ルーメンなのでトレイル上でも明るさは十分。
適当にヘッドライトを選ぶと明るさに不満が出ることが多いですが、これは真っ暗な山の中でも安心して入っていくことが出来ます。
そして夜のロードを走る時はmidモードで使用しております。
こちらは150mですが街中では十分すぎるほどの光量です。
ロード走るのにヘッドライトって必要なの?
って思われる方もいるかもしれませんが、後方や前方の歩行者や自動車へのアピールとして必要です。
特にドライバーからだと夜間は歩行者やランナーの視認性が落ちるようですので、事故防止としてロードでもヘッドライトは必要不可欠です。
ただ、あまりにも明るいと迷惑にもなりかねませんので、状況に応じて適度な明るさに調整できるのはとても助かります。
クイックダイヤルシステムが◎
トレイルマスターはよくあるゴムバンドで調整するのではなく、クイックダイヤルシステムを採用しております。
こちらのダイヤルを回して自分の頭にフィッテイングさせるというシステムです。
なお、ワイヤーは見た目は非常に細く頼りなさそうに見えますが実際はかなり頑丈でちょっとやそっとのことではまず切れる事はないでしょう。
ゴムバンド式は伸びたり、頭に合わせづらかったりと何かとストレスがたまるものですが、トレイルマスターのダイヤルシステムはワンタッチで緩めたり、強めたりできるので本当に便利。
頭にしっかりと固定させることも可能で激しく走っても揺れることはありません。
濃霧に対応したフォグランプを搭載している
夜の山でガスった時、ホワイトアウトした時のように真っ白になりライトで照らしても何も見えなくなってしまった経験はありませんか?
私は夜の高尾山で一度だけあるのですが、高尾山といえど視界が確保出来なくなると恐怖感を感じました。
その対処法はオレンジのカラーフィルムなどをライトに貼る、などがありますがやはり一番は霧にも対応した暖色系のライトを搭載したヘッドライトを選ぶことでしょう。
ですがトレイルマスターは濃霧の時でも視界が確保できるフォグランプを搭載しております。
こちらは通常モードですが
上部ボタンを一度押す事でこのように暖色系のライトに切り替えることが出来ます。
ライトの色によってトレイルの雰囲気も変わるので気分によってライトの色を切り替えてみるのも良いかもしれません。
ライトの色を切り替えるだけで普段行き慣れたトレイルでも雰囲気が変わるので結構おすすめです。
日が早く落ちるこの時期の帰宅ランは、ヘッドライトが大活躍!今愛用してるのはmilestone(マイルストーン)のトレイルマスター。個人的には暖色が好きです。ワンコの散歩にも明るいのでウンPの取りこぼし無しですw pic.twitter.com/KZBwzw48sP
— けんこう堂 繁田雅弘 (@go_kenkoudou) October 27, 2020
電池残量が一目で確認できる
トレイルマスターは充電式ですが、今どれぐらいのバッテリー残量があるかすぐに確認できます。
リチウムバッテリーのこちらのボタンを押す事で現在の大まかなバッテリー残量がわかるので便利です。
180度の微調整が可能
ナイトトレイルではヘッドライトの角度調整をよく行います。
特に下りや登りの時は頻繁に調整する必要があります。
こちらのトレイルマスターでは180度の微調整が可能なので、かゆいところにも手が届きます。
トレイルマスターのここが今ひとつ
ザックの中に入れると誤作動することがある
トレイルマスターの電源スイッチは押しやすいのですが、押しやすい反面ザックの中に入れると勝手にライトが点灯していることがあります。
こちらはバッテリーの接続部分を解除すれば防げる事はできるのですがちょっと面倒なので誤作動ロック機能があればよりよかったです。
プラスチック部分の耐久性がやや心配
ワイヤー部分はしっかりしているのですが、プラスチック部分は値段にしてはやや安っぽく、耐久性が少し心配です。
あまりラフな扱いはしない方が良いかもしれません。
まとめ
トレイルマスターはお値段が張るだけあって、細部にも拘りが反映された良いヘッドライトだと思いました。
トレイルラン用ですので、トレイルランナーの方はきっと満足できると思います。
特に私のように頻繁にナイトトレイルをする、という方はライトはかなり重要になってきますので良いものを買った方が良いです。