石老山 通行止め箇所は現在は行ける?新ハイキングコースの様子も徹底紹介

今回は神奈川県、相模原に位置する石老山の周回コースを紹介いたします。

石老山について

石老山は丹沢山地の北部、神奈川県相模原市にある標高702mの山である。 北麓には相模湖がある。関東百名山の一つ。山道にある多数の奇岩が有名

WIKIより引用

石老山へのアクセス

公共交通機関

JR中央線相模湖駅から三ヵ下行きバス乗車

石老山入口バス停にて下車

時刻表はこちら

マイカー

相模湖病院駐車場に8台停められる無料駐車場がありますので、そちらを利用しましょう。

石老山登山口

※注意 今現在顕鏡寺経由で石老山山頂へは、登山道崩落のため当面の間登れない通行止めルートです。

後述するように迂回路ができており、登れるようにはなっておりますが、まだ正式には解除されていないルートですので登れる方は自己責任で登るようにしてください。

石老山入口バス停から出発

まずはこちらの信号を渡ります。

石老山は相模原市が推している山のようでバス停の名前になっているだけでなく、あちこちに標識や地図があります。

トイレもあります。

標識はあちこちにあるので迷う心配はしなくて良いでしょう。

公式HPでは通行止めとなっておりますが、こちらの標識では「危険を承知し注意してください。」となっております。

故に通行禁止ではないので、自己責任の元進んでいきます。

崩落箇所1

通行止めの標識の先にいきなり崩落箇所があります。

ここは無理にこの橋を渡るのではなく

左手に踏み跡があるのでそこをたどり徒渉した方が安全です。

徒渉した方が無理なく渡れます。

顕鏡寺ルート名物の石畳。

雰囲気はありますが、濡れていると滑りやすいので注意。

石老山の見どころはなんと言っても登山道のあちこちに点在する巨岩・奇岩です。

顕鏡寺

石畳の道を進んで間も無くすると顕鏡寺に到着します。

境内は工事中のため入れませんでした。

 

ここから先も通行止めになっていましたが自己責任で進んでいきます。

崩落地2

そして顕鏡寺をすぎると大規模な崩落地にぶち当たります。

大きな土砂崩れがあったようですね。

が、ここもすでに迂回路ができております。

写真では分かりづらいですが、右の登山道へと向けて踏み跡ができておりますのでそれに従い進みます。

こちらは飯縄神社というようです。

岩の大きさに圧倒されました。

 

こちらは飯縄神社という神社のようです。

写真では伝わりづらいかもしれませんが、巨岩がかなりの迫力です。

飯縄神社を過ぎたあたりに出てくるビュースポット

第二のビュースポット

こちらは休憩所でもあり多数のベンチがあります。

また、ここからは晴れていれば相模湖が一望できます。

崩落地3

そしてここが第三の崩落地となります。

ですがここも既に迂回路ができており無理なく通過できました。

崩落地3を過ぎた後も随所でベンチが出てきます。

山頂手前では一気に標高を上げる必要はありますが、他は比較的フラットで急登は少ないのがこちらの顕鏡寺コースの特徴です。

崩落している箇所さえなければ初心者にもお勧めできるのですが・・

石老山山頂

そして山頂

私はバス停から42分ほどで登れました。

軽くランはしておりましたが、それほど飛ばしてはおらずこの速度ですので割とあっさりと登れてしまった印象です。

山頂からは晴れていれば富士山が見えます。

山頂も多数のベンチがあり、ガッツリ休憩することもできます。

そして山頂から東南に伸びる尾根を進むと高塚山に到着します。

石老山山頂から高塚山までは距離にして約一キロですが結構アップダウンがあります。

 

標識はありませんが、踏み跡はしっかりしており分岐もないので迷う事はないと思います。

高塚山山頂へ

こちらが山頂となります。

山頂には山頂標識と

ベンチがひとつあるのみで眺望は無し。

石老山まで8分ほどで到着できましたが、ピークハンター以外は無理していく必要はないかもしれません。

再び石老山までピストンし、下山路は新しくできた「チャレンジコース」を使って下山いたします。

こちらの標識の「大明神展望台」方面へと進んでいきます。

はじめは階段が多くがんがん下って標高を下げていきます。

一気に標高を下げた後はなだらかなトレイルが続き、トレランに最適です。

大明神山

途中で大明神山というピークを通過します。

山頂標識は見当たりませんでしたが、こちらの祠のある場所が大明神山のピークとなります。

山頂からの眺望は木々が邪魔していて今ひとつ。

ですが大明神山山頂から少し進んだ所にある展望台からはなかなかの眺めです。

こちらも元々木々が邪魔していて景色は今ひとつだったのですが、最近伐採されて一気に眺めがよくなりました。

展望台からはねん坂方面へと下っていきます。

チャレンジコースへ

分岐。

ここを真っ直ぐ進むと東海自然歩道ですが、台風19号の影響でやや荒れております。

台風19号後に一度通過したことがありますが、下山で使うのはあまりおすすめいたしません。

ねん坂方面へと進むと新設されたチャレンジコースへと進めます。

チャレンジコースは廃道となっていたコースを再整備したものだそうですが、確かに綺麗に整備されておりました。

葛折。

マーキングもあちこちにあり、迷う危険性は少ないです。

こちらのコースにもご丁寧にベンチがありました。

さくっと下山できました。

チャレンジコースも特にこれといった急登や危険箇所はなく、その名前に見合わない優しいコース、という印象です。

後はしばらく車道を下っていきます。

一周してきました。

ここでまたバスで相模湖へと戻る、というのもいいのですが体力に余裕があるのであれば

「嵐山」を経由して相模湖まで戻るのもおすすめです。

石老山の総評

アクセス:相模湖からバスの本数もそこそこあり、駐車場もあるのでアクセスはしやすいです。 3
走りやすさ:顕鏡寺コースの登りは高速で走れるところはありませんが、急登はないのでそこそこ走れます。

トレラン的には今回下山で使ったコースがトレラン的には美味しいです。

逆コース(顕鏡寺を下山で使う)のは崩落地や滑りやすい石畳があるのでお勧め致しません。

3.5
コースのわかりやすさ:顕鏡寺コースや新設されたチャレンジーコス共に標識やマーキングが非常に充実しているので迷うような箇所はありません。 4.5
人の少なさ:まだ通行止めになっている顕鏡寺コースは利用している方も山レコやYAMAPなどをみる限り多いようですが、平日に登ったので誰ともすれ違いませんでした。

チャレンジーコスでは2〜3人とすれ違いましたが、休日でも混雑するような山ではないのでトレランを楽しむ分にも支障はないでしょう。

4.5
総合:顕鏡寺コースの通行止めから先は、もう普通に通れると感じましたが大雨の後などはさらなる土砂崩れなどの危険があるので安全性を求めるのであれば大雨の後は控えた方が良いでしょう。

また、すでに迂回路ができているとは言え崩落箇所が三つもあるので山慣れしていない初心者の方の入山も避けるべきです。

この山の真価はやはり顕鏡寺コースにあると思うので1日も早い整備が望まれますが、チャレンジコースだけでもそこそこ登りごたえがあり、十分楽しめる山だと思います。

3.5
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