今回は小仏城山へと至るバリエーションルートの一つである宝珠寺尾根を紹介いたします。
宝珠寺尾根について
名前通り宝珠寺というお寺の墓地内から伸びている尾根なのでこの名前となっております。
バリエーションルートなので基本土日でもほとんど人がおらず穴場となっております。
途中には宝珠ノ頭(ほうじゅのあたま)というピークがあります。
この宝珠寺尾根の最新情報はこちらの宝珠ノ頭を通過する活動日記を参照してください。
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宝珠寺尾根へのアクセス
公共交通機関
JR中央線高尾駅下車
高尾駅北口に出ている小仏行きバスに乗車し終点の小仏バス停にて下車
そこから徒歩10分ほどで宝珠寺尾根のトレイルヘッドです。
時刻表はこちらを
マイカー
日影沢林道の入り口に無料で10台止められる駐車場がありますのでこちらを使うと良いです。
ただし、土日は混みますので駐車場もすぐに埋まってしまうのでその点は要注意です。
小仏バス停から出発
終点の小仏バスで下車。
取材当日も何人ものハイカーが降りて行きました。
ですが宝珠寺へと向かうハイカーは予想通り0
小仏バスから宝珠寺までは徒歩数分で到着します。
宝珠寺の墓地の奥に宝珠寺尾根の取り付きがあります。
ここが今回のルートで一番わかりにくいところです(私も初めて訪れた時は取り付きがわからずしばらく彷徨ってしまいました)
宝珠寺への取り付き
非常にわかりづらいのですが、この「武田家之墓」の奥に踏み跡が伸びており、こちらが宝珠寺尾根の取り付きとなります。
こちらから入山します。
尾根に乗ってしまえば後はあちこちにマーキングがあるので、尾根から外れないように進めば迷うことはないと思います。
宝珠寺尾根はバリエーションルートらしくひたすら急登が続きます。
登りのトレーニングとしてはうってつけです。
初めて訪れる方は「高尾にもこんな急登があったんだ!?」と驚くこと間違いなしです。
踏み跡は比較的はっきりしておりますが、下りは急なこともありあまりおすすめはできません(特に初心者の方は)
宝珠ノ頭(ほうじゅのあたま)へ
こちらが宝珠ノ頭(ほうじゅのあたま)です。
小さな山頂標識があるだけで眺望やベンチなどはありません。
私の場合スタートの小仏バス停からここまでは15分程度でこれました。
宝珠ノ頭(ほうじゅのあたま)からはしばらくなだらかで走りやすいトレイルが続きます。
そして奥高尾縦走路の合流地点手前で再び急登が待っております。
ちなみに取材時は12月でしたが、ご覧の通り少々草木が煩い所でして夏だと蜘蛛の巣や藪がすごいのであまりお勧めできません。
奥高尾縦走路へ
そしてトレイルランナー御用達の奥高尾縦走路へと合流しました。
写真がブレてしまいましたが、一般ハイカーが宝珠寺に入らないように枝葉が重ねておいてあります(が、通行止めというわけではありません)
小仏城山へ
奥高尾合流地点から一分ほどで小仏城山の山頂へ。
あまりにも有名すぎるピークですのでここでの説明は割愛させて頂きます。
小仏城山からはどこのルートを辿っても良いのですが、マイカーでお越しの方は車を回収するため高尾山方面へと向かう必要があります。
私は車は持っておりませんが、今回は高尾山方面へと縦走することにしました。
冬は一部でこのような霜柱が見られます。
奥高尾縦走路はやはり人が多いので、出来るだけ人の少ない巻道を使うようにしましょう。
高尾山山頂へ
そしてあっという間に高尾山。
ここもあまりにも有名すぎるピークですのでここでの説明は省かせて頂きます。
下山は北尾根で
車でお越しの方は「いろはの森」ルートを使う方が多いと思いますが、いろはの森よりもさらに人が少ないのがこちらの高尾山北尾根となります。
下山で使うとやや急ではありますが人はまずいないので快適に走れると思います。
こちらもバリエーションルートとなりますので初心者の方は注意です。
宝珠寺尾根コースの総評
アクセス:公共交通機関・車ともに良好です。
バスの本数も多いので特に問題ありません。 |
3.5 |
走りやすさ:本文中で触れたように宝珠寺尾根は急登が続くのであまり走りやすいとは言えません。
ただ、人がいないので登りのトレーニングで自分を追い込みたい時などには最適です。 |
3.5 |
コースのわかりやすさ:取り付きがわかりにくいのが難点。初めての方は迷う方が多いと思われます。
また、今は踏み跡もあり迷いやすい箇所もありませんが、通る人が少ないバリエーションルートなので台風などで荒れた時は復旧が遅く踏み跡が消えたりすることも少なくありませんので、訪れる前は常に山レコなどで最新情報をチェックするようにしましょう。 |
3.5 |
人の少なさ:これは満点です。土日でも人とすれ違うことは稀でしょう。 | 5 |
総合:高尾のメインルートはもうあらかた行き尽くして飽きてきた、なんて方にはおすすめです。
終点は(起点は)奥高尾の縦走路ですので様々なコースと組み合わせることができるのもこのコースの良い点ですね。 |
3.5 |