トレラン時のベースレイヤーに最適の「ドライナミックメッシュ」をレビュー

トレラン時のベースレイヤーは必須です。

まだ知識も経験もなかった頃ベースレイヤーを着ないで山に行ってしまい、汗冷えを経験したことはありませんか?

筆者は恥ずかしながらあります。

汗冷え対策をしていないと特に不快感を感じるのはザックを背負いなおした時です。

汗をたっぷりと吸い込んだウエアが肌に直接触れるので不快感が半端ではありません。

また、汗冷えは不快なだけでなく体力の消耗に繋がったり、低体温症の原因に繋がることもあります。

低体温症とは?

生命維持をするための脳や心臓、肺といった器官の温度が35℃以下に下がった状態

低体温症は時に命に関わることもあり、季節を問わず起こるものです。

あの有名な北海道のトムラウシ山遭難事故は7月に起きたものです。

夏山でも標高次第で一気に冷え込むことがあるので夏でも汗冷え対策は必須といえましょう。

そして汗冷え対策として欠かせないアイテムが

「ベースレイヤー」です。

ベースレイヤーとは肌に直接触れる一番下に着る服です。

つまり「下着」ですね。

この下着が登山、トレランでは非常に重要になってきます。

特に登山以上に発汗量の多いトレラン時はベースレイヤーがあると無いとでは大違いです。

そしてベースレイヤーもいくつか選択肢があるのですが、今回紹介するのは

ミレーから出ている「ドライナメックミッシュ」です。

定番のベースレイヤーとして有名で使用されている方も多いでしょう。

こちらは汗冷え対策にとても有効ですので今回はこのレビューを紹介していきます。

ドライナメックメッシュのここがすごい!

伸縮性が抜群

とにかくよく伸びるので脱着がしやすく、激しい動きにも対応できます。

上半身も激しく動かすトレランにはウエアの伸縮性の良さがマストですが、ミレーのドライナミックメッシュはよく伸びて柔らかいのでストレスなく走ることができます。

 

保温性がある

ドライナメックメッシュの外観はこのような感じです。

網網の生地が特徴的ですが、この見た目とは裏腹に結構厚めの生地で保温性があります。

ですので秋から冬にかけてのベースレイヤーとして特に適した作りとなっております。

臭わない

ドライナメックメッシュの縫製糸には汗の臭いの原因となるアンモニア成分を消臭する効果がある特殊糸を使用がされております。

ですので汗臭さを緩和することができます。

トレランは大量発汗するスポーツですのでどうしても汗臭くなりがちですが、このドライナメックメッシュは本当に臭わないです。

耐久性も良し

この記事を書きながらふと

筆者
そういえばこのドライナメックメッシュって相当長く使ってるな・・・
と感じたので、購入履歴を遡って調べて見ました。
するとなんとドライナメックメッシュを購入したのは
「2017年8月」(※この記事を執筆している現在は2021年の9月)
脇の所に穴は空いてしまいましたが・・・

他は目立ったダメージもなく、機能的に劣化しているところもありません。

トレランシューズはわりとすぐにへたったりソールが剥がれたりすることも多いので、こちらのドライナメックメッシュの耐久性やコスパの良さは相当だと思います。

ドライナメックメッシュのここが今ひとつ

夏は暑く、不向き

保温性があり生地が厚めなのは秋・冬には良いですが、逆に言えば夏には不向きだということです。

公式では季節を問わず使えるようなことを謳ってはおりますが、夏場にドライナメックメッシュを着用していると暑いです。

ただ、私が購入したのはこのようなロングスリーブタイプのものだったのですが

ノースリーブもあるので、夏はそちらを使えば快適に走れると思います。

 

見た目が・・

ベースレイヤーなのでドライナメックメッシュ一枚で山にいく方はいないと思いますが・・

着用するとこのような感じになるのですよね。

巷では「変態っぽい」とあまり受けはよくありません。

そしてトレラン後の温泉の時はやはり少し恥ずかしいですね・・・

汗っかきには不向き

もちろん、ベースレイヤーなので速乾性に優れてはいます。

が、生地が厚めなこともあり大量の発汗には処理が追いつかない印象です。

私はとにかく汗っかきなので、季節を問わず大量に汗をかくのですがすぐにベースレイヤーでもべちゃべちゃになり、乾かなくなります。

私のような汗っかきには生地が薄く、発汗処理に更に優れているファイントラックのベースレイヤーの方が向いていると思われます。

ただ、発汗量が少なくなる冬にはその機能が十分発揮されていることを感じます。

まとめ

まとめますとこのベースレイヤーは秋・冬向け。

そしてあまり汗っかきではない方向けといえましょう。

私は超汗っかきで暑がりなので夏場は使っておりませんが、肌寒さを感じた時はよく愛用しております。

季節を問わず使用したい、という方はノースリーブの方をおすすめいたします。

 

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